CJK62聖霊は神の愛の贈り物

主の受難と死と復活は私たちにとって偉大な救いの出来事ですが、それを更に確かなものとするのは聖霊降臨です。部屋に集まっていた弟子たちに「聖霊をうけなさい」と、父である神からの聖霊が下りました。

この私たちに与えられた聖霊は、御父と御子の愛、つまり神の愛そのものです。主イエス・キリストは人々への愛のために罪をすべて引き受け、私たちを罪から解放して下さいました。 私たちの罪は聖霊によって洗礼とゆるしの秘跡を通して赦されますが、それだけではなく、すべての秘跡のなかで聖霊は働いています。

聖霊は祈りと共に働きます。そのため、聖母は聖霊に祈りなさいと言われました。聖霊は教会の中だけではなく、教会から離れている人々にも救いの恵みを与えて下さいます。聖霊は秘跡と御言葉を通して、私たちが気付かないうちに一人ひとりの心に働きかけます。

私たちを救うために人となられたキリストが一人ひとりの心の戸をたたいた様に、今も聖霊は一人ひとりの心の戸をたたいています。聖母はこんな素晴らしい聖霊の働きを知っておられるので、聖霊に祈るよう私たちに呼びかけておられます。私たちはどうですか?神様からのこんなすごい贈り物に気が付いていますか?聖霊の賜物を受けている教会と私たちは、聖霊を心から喜び迎えることが大切ですね。

ところで、私たちはこの世の物や人への執着、私たちを誘惑する様々なものによって、心が冷静でなくなったり弱くなったりします。神様に心の渇きを求めながらも、時には自分の心にある欲望をどのように解消すべきかわからない精神的な弱さに落ち込んでしまいます。その結果、魂が不安に陥って心の平安を失ってしまいます。魂がこの世のものに振り回されて迷っているのです。

こんな時こそ、私たちは聖霊に祈り求めることが必要です。心から聖霊により頼むなら、神の愛である聖霊は必ず応えてくださるでしょう。聖霊降臨の日を迎え、私たち一人ひとりに注がれている神様の愛を改めて思い起こしましょう。

教会だより「二十六聖人」平成27年5月号巻頭言より