2015年8月 聖歌隊だより
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聖歌の集いは、横浜市内のいくつかの教会の聖歌隊のメンバーが中心となり聖歌隊の無い教会でも歌いたい方々が集まって、2月から何回か練習を行い、5月の末に聖歌ミサをささげる集いで、今年で24回目を迎えました。厳しいながらもやさしく指導してくださった伊澤力さんに曲の解説をしていただきました。

2015年「横浜地区聖歌の集い」は2015年5月31日保土ヶ谷教会で行なわれ、山手、保土ヶ谷、戸塚、藤が丘、中和田、大和、二俣川の7教会とその他の教会の有志の方約100人の方々が参加され、保土ヶ谷教会の主任司祭李神父司式のもとにミサが挙げられました。

ここに開示する録音はその時の実況録音です。
始めに典礼聖歌「風がどこから」高田三郎氏の作曲、作詞は菅野淳氏「風」は聖霊を表す言葉として良く使われます。『風』『炎』『時』と一節毎に主題を変えて語る詩文の構成が素敵です。ミサ曲は、Mozartのザルツブルグで時の大司教コロレドのミサの為に作曲したミサ曲で、イタリア旅行に際してボロ−ニャでマルティーニ神父から習得した対位法技術を随所に用いた優れた作品です。
この時代にMozartは十数曲の比較的短いミサ曲を残していますが、この”Missa brevis へ長調K.192“はその中でも、出色の作品で、教会音楽特有の高い精神性を感じさせる名曲です。特に溌溂とした”Sanctus-Benedictus”のHosannaのフーガ風のフレーズ、後年のRequiemに通じる響きを思わせる”Agnus Dei”などは聞き所です。

今回は、”Kyrie” “Gloria” ”Sanctus-Benedictus” ”Agnus Dei”を歌いました。
“Credo”は皆さんに馴染み深い“Credo”です。当然のことですが、『ニケア・コンスタンツィノープルの信経』で、一番古い写本が16世紀にさかのぼれる“CredoⅢ番”は比較的新しいものではないかと考えられ、現在の長調に近い音調を持ったグレゴリオ聖歌です。
拝領後に歌った”Ave verum corpus”はMozart最晩年(と言っても36歳ですが)の名作です。納得のいく演奏は出来ないし、聞いたことも無い、音符は易しいが表現は難しい難曲。合唱とオルガンと指揮が本当に一体にならないと良い演奏にならないものです。今回の出来は及第点には至らなかったようですね。
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それでは当日録音した聖歌の集いの曲をご紹介します。曲の順番は下記の通りです。
曲名をクリックすると試聴できますので、お試しください。

入祭の歌   風がどこから        3分48秒


憐れみの讃歌 Kyrie(Mozart)        4分00秒


栄光の讃歌  Gloria(Mozart)         5分14秒


答唱詩篇   神の注がれる目は        3分22秒


信仰宣言   Credo(天使ミサ)          4分39秒


奉納祈願   聖なる時、聖なる所      1分18秒


感謝の讃歌  Sanctus(Mozart)       1分31秒


Benedictus(Mozart)                              2分23秒


平和の讃歌  Agnus Dei(Mozart)      4分26秒


拝領の讃歌  神の名はあまねく      3分43秒


拝領の讃歌  Ave Verum Corpus(Mozart)   2分26秒


閉祭の歌   ガリラヤの風        2分48秒