「最近、共同宣教司牧とか、第三地区とかよく聞くけれど、それって何?」って思って  いる方はいらっしゃいませんか?今日はその疑問にお答えします!

「第三地区」の正式名称は「共同宣教司牧神奈川第三地区」と言います。私たちが所属する横浜教区(神奈川、静岡、長野、山梨の4県)には83のカトリック教会(小教区)があり、神奈川県にはその約半数近くの43の小教区があります。神奈川県は地域別に7つの地区に分けられ、私たち二俣川教会を含む7つの教会(山手、磯子、末吉町、戸部、保土ヶ谷、港南、二俣川)を第三地区と呼んでいます。この地区を大きなひとつの共同体と考えて教会の役割を果たすのが、共同宣教司牧です。

CJB14近年の司祭不足から、司祭の数は教会の数をはるかに下回っていて、一つの教会に一人の司祭を持つことは難しい現状です。李神父様も以前は磯子教会、現在は港南教会の主任司祭を兼ねておられますね。横浜教区司教座(山手教会)を含む第三地区は司祭に恵まれていて主日には必ずミサが行われますが、司祭が少ない他の地域では主日のミサの代わりに、信徒による集会祭儀が行なわれています。ですから地区がひとつの大きな共同体として共同司牧を行い、小教区同士が協力し合って活動することが必要となってきます。第三地区の7つの共同体は一つと言う意識を持つのはなかなか難しいのですが、今年は7つの教会の子供たちが合同で夏季キャンプを行う計画を立てています。子供たちが自分の教会の垣根を越えて 一つになれば、第三地区は大きなひとつの共同体、ひとつの家族という意識が芽生えていくことでしょう。

梅村司教様は「個人主義的な信仰から、共同体的な信仰へ」、更に自分の教会だけでなく、教会を越えた一つの地区をより大きな自分たちの共同体と考えるよう提唱しておられます。この大きな共同体を運営する役割を、司祭だけでなく私たち信徒も担わなければなりません。宣教や司牧は、過去には司祭だけの役割と思われていましたが、今は信徒一人一人もその役目を果たすよう求められています。第三地区では「神に祈り、キリストの信仰を伝え、神の愛を証する」力を育てる3つの部門を設け、私たちが日々の生活のなかでどのようにキリストを証することができるか、7つの教会が交流の場を持ち話し合っています。

祈る力を育てる部門では7つの教会が一体感をもって祈るため、地区にちなんだ共同祈願や共通の祈りを提案し実践しています。二俣川教会はもちろん、第三地区ではもうすぐ誕生する二人の司祭のために祈っています。「夜9時の祈り」のように、皆が一つの心で祈る  ことは素晴らしいですね。キリストを信じる私たちは第三地区という名の同じ船に乗る仲間です。「皆が一つになりますように。」(ヨハネ17・21)というイエスの御言葉の帆を   上げて、一緒に神さまの海にこぎ出して行きましょう!