第13回日本カトリック障害者連絡協議会横浜全国大会に参加して

2018年10月20日(土)・21日(日) 前田枢機卿様、梅村司教様のご出席のもとに、第13回日本カトリック障害者連絡協議会横浜全国大会(テーマ:互いの弱さを認め合い、共に生きよう)が中区の聖光学園中学校高等学校で開催されました。全国各地から800人近くの人々が集い、爽やかな秋晴れの下、1日目は総会、開会式、基調講演、分科会、懇親会、2日目は全体会、アンケートの発表、ミサ、閉会式のスケジュールで行われました。

カ障連との関わりは初めてでしたが、スタッフとして会場内に立ってみると、カトリック教会にも障害を持つ沢山の方々がおられ、その障害も様々で、その介助に関わるご家族や支援の方々の姿にも頭が下がる思いを感じました。

基調講演者の安積遊歩さんは重度の障害を持ちながらも、出産、子育てを経て、障害者運動に積極的に関わっている女性です。安積さんは現代社会には優生思想が隅々にまで行き渡り、障害を持った方々が幸せになれる社会にはなっていない事を話されました。無意識の内に私の中にも優生思想が浸透している事や障害に対して勉強不足である事を痛感し、反省する機会になりました。障害を持った人々にやさしい社会は障害を持っていない人々にも優しい社会になるのだとも改めて思いました。

二日間を通して、皆が“弱さ”を認め分かち合うことから本当の人と人とのつながりが生まれてくるという確信に至りました。大会テーマ「互いの弱さを認め合い、共に生きよう」に沿えるようにこれからも歩みたいと強く思います。カ障連のスタッフとして参加出来た事は感謝でした。

Y. N 記