■姜神父メッセージ

2021年10月31日 年間第31主日の説教です

神学校1年生の夏休みに、わたしはソウル教区で行われた神学生の夏休みの企画に参加しました。その企画とは「徒歩聖地巡礼」というもので、1週間毎日徒歩で何箇所かの聖地を巡礼するものでした。一日の歩く距離は毎日異なりましたが、中でも一番長かったのは、一日で40キロメートルの距離... つづきを読む

2021年10月24日 年間第30主日の説教です

いわゆる、世界代表司教会議と言われる「シノドス」の開幕ミサが先週の主日、すべての国の各教区で行われました。そもそもシノドスという言葉はギリシア語で、「共に」を意味する「シン」と言う言葉と、「道」を意味する「ホドス」が組み合わされた言葉です。ということで、シノドスとは... つづきを読む

2021年10月17日 年間第29主日の説教です

個人的なことですが、わたしは目上の人とか偉い人と食事をすることが苦手です。それは、食事をしながらどんな話をするか、或いは、どういう風にその時の雰囲気を作ればよいかなどの思いが、まさに、ストレスとなるからです。ですので、助任司祭の時には、主任神父様との毎回の食事が... つづきを読む

2021年10月10日 年間第28主日の説教です。

ある先輩から聞いた、「掃除の基本は捨てること」という言葉があります。時々、わたしは自分の部屋を見ながら、そういう思いがわき起こります。先日わたしはある韓国人の神父様の小教区に行って、司祭館でいろいろ話した時、その神父様の部屋を見てとても驚きました。その神父様の部屋は... つづきを読む

2021年10月3日 年間第27主日の説教です。

今日の第1朗読で、アダムを創造された神様は、彼の協力者として女を造られました。そのきっかけは、「独りでいたアダム」を神様が望ましくない、良くないと思われたことでした。事実、神様はエデンの園にすべての自然万物を整えて、そこで人間が住むようにしてくださいました。そして、人... つづきを読む

2021年9月26日 年間第26主日の説教です。

今日の福音で、ヨハネがイエス様に「先生、お名前を使って悪霊を追い出しているものを見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」と話しましたが、イエス様は、その人をやめさせないようにと言われ、更に、むしろ、その人はご自分の味方であるともおっしゃいまし... つづきを読む

2021年9月19日 年間第25主日の説教です。

韓国語のことわざに、「ドングリの背比べ」という言葉があります。これは日本語でも同じことを意味すると思いますが、取るに足りないまあまあな人たちが、互いに自分の方がもっと偉いのだと口論するとき、よく使われることわざです。秋になると森の中のドングリの木は、春から頑張って育... つづきを読む

2021年9月12日 年間第24主日の説教です。

新型コロナウイルス感染症との戦いが、思ったより長くなり、そのせいで私たちはますます疲れがたまっています。しかも、国の緊急事態宣言は繰り返して発令されたり解除されたりして、教会もそれに従って、信者の皆さんとともに捧げるミサも、中止されたり再開されたりしている現状です。... つづきを読む

2021年9月5日 年間第23主日の説教です。

先週の主日の説教で、ミサの中で司祭だけが小さな声で唱える祈りについて話しましたが、事実、説教を書きながら私自身も驚きました。なぜなら、自分がミサを捧げながら、それほど多くの場面で祈っていたのかに気づいたからです。また、実際にその回数を数えてみたことも初めてのことでし... つづきを読む

2021年8月29日 年間第22主日の説教です。

ミサの中で、司祭は九つの場面で、自分だけに聞こえるほどの小さな声で特別な祈りを唱えます。その九つの場面とは、先ず福音を読む前と後、次はぶどう酒に水を少し注ぐ時とお辞儀をする時、また手を洗う時です。それから御体の小さなひとかけらを御血に入れるときと御体を食べる前と御血... つづきを読む