■姜神父メッセージ

2021年9月19日 年間第25主日の説教です。

韓国語のことわざに、「ドングリの背比べ」という言葉があります。これは日本語でも同じことを意味すると思いますが、取るに足りないまあまあな人たちが、互いに自分の方がもっと偉いのだと口論するとき、よく使われることわざです。秋になると森の中のドングリの木は、春から頑張って育... つづきを読む

2021年9月12日 年間第24主日の説教です。

新型コロナウイルス感染症との戦いが、思ったより長くなり、そのせいで私たちはますます疲れがたまっています。しかも、国の緊急事態宣言は繰り返して発令されたり解除されたりして、教会もそれに従って、信者の皆さんとともに捧げるミサも、中止されたり再開されたりしている現状です。... つづきを読む

2021年9月5日 年間第23主日の説教です。

先週の主日の説教で、ミサの中で司祭だけが小さな声で唱える祈りについて話しましたが、事実、説教を書きながら私自身も驚きました。なぜなら、自分がミサを捧げながら、それほど多くの場面で祈っていたのかに気づいたからです。また、実際にその回数を数えてみたことも初めてのことでし... つづきを読む

2021年8月29日 年間第22主日の説教です。

ミサの中で、司祭は九つの場面で、自分だけに聞こえるほどの小さな声で特別な祈りを唱えます。その九つの場面とは、先ず福音を読む前と後、次はぶどう酒に水を少し注ぐ時とお辞儀をする時、また手を洗う時です。それから御体の小さなひとかけらを御血に入れるときと御体を食べる前と御血... つづきを読む

2021年8月22日 年間第21主日の説教です。

今日の福音は、二匹の魚と五つのパンで五千人以上の群衆が満腹した奇跡の結論であると言える箇所です。この素晴らしい奇跡は、イエス様の御言葉を聞き、また、病気を癒していただくため集まった群衆に向かうイエス様の愛から始まったと言えます。イエス様はその群衆のために、ある一人の... つづきを読む

2021年8月15日 聖母の被昇天の祭日の説教です。

  今日は神様の独り子、イエス様の母であり、神様を信じるすべての人の母である聖母マリアの被昇天を記念する祭日です。神様はご自分の独り子であるイエス様の母マリアの御身が、お墓の中で腐敗することがないように、聖母の魂と御身を天に上げられました。これは勿論、聖書には書か... つづきを読む

2021年8月8日 年間第19主日の説教です。

信者の皆さんも同じだと思いますが、教会で赤ちゃんに出会うことはとても幸せなことです。時にはスータンを着ている私を怖がるように、その大きな瞳をもっと大きくしたり、或いは、何の疑いも抱かずに、わたしに抱えられたりする様子は、まるで、天使が目の前にいるように感じられます。... つづきを読む

2021年8月1日 年間第18主日の説教です。

先週の主日の福音で、イエス様は五つのパンと二匹の魚で、五千人の群衆を満腹させて下さいました。その時、満腹した群衆はイエス様を自分たちの王にしようとしましたが、それに気づかれたイエス様は、再び一人で山に退かれました。それで一旦、群衆は解散したように見えましたが、今日の... つづきを読む

2021年7月18日 年間第16主日の説教です。

先週の主日の福音で、イエス様は使徒たちを二人ずつ組みにして福音宣教に遣わされました。イエス様は彼らに悪霊に対する権能を授けられ、何よりもご自分との繋がりの中で、また、一緒に出掛ける仲間を大切にし、二人が一つとなって働くことの大事さも示されました。こうして、使徒たちは... つづきを読む

2021年7月11日 年間第15主日の説教です。

これは神学校に入学し、初めての夏休みを迎える1年生の神学生たちによく見られる様子です。神学校の学期末試験は2週間にわたって行われますが、夏休みや冬休みの間、追加試験を受けたくないならば、その2週間の本試験を無事に通過することが大事です。そのストレスがあまりにも大きいので... つづきを読む