■姜神父メッセージ

2023年5月7日 復活節第5主日の説教 

今日の福音はイエス様の最後の晩さんでの御言葉であり、ここでイエス様は、ご自身が御父のもとに行かれることと、弟子たちもご自分のもとに来ることを明らかにされました。きっと、イエス様はご自分の死によって弟子たちの心が弱くなるのを心配しておられたのでしょう。そこで、先ず、「... つづきを読む

2023年4月30日 復活節第4主日の説教 

今日、復活節第四主日は、1964年、聖パウロ6世教皇によって制定された「世界召命祈願の日」でもあります。この日、世界のすべての信者は、自分たちを信仰の道に招いてくださった神様に感謝しつつ、洗礼によって授けられた「救いの完成のための使命」を改めて認識し、それを果たすための恵... つづきを読む

2023年4月16日 復活節第2主日の説教 

教会の典礼には、所謂「典礼日の優先順位表」という決まり事があります。これは、一年の間、ミサ聖祭や教会の祈りの優先順位を定めたもので、一年間の記念日、祝日、祭日が記されています。勿論、記念日よりは祝日の方が、祝日よりは祭日の方が優先ですが、例えば、同じ順位だとしても、... つづきを読む

2023年4月9日 復活の主日の説教 

「罪と死との戦いで勝利を収められた主イエス・キリストは、復活されました。アレルヤ、アレルヤ。」主のご復活おめでとうございます。復活の喜びと平和が信者の皆さんに豊かに注がれるよう、また、信者の皆さんがイエス様の新しい永遠の命に与れるよう、お祈り致します。そして、慈しみ... つづきを読む

2023年4月2日 枝の主日のミサの説教 

今年も四旬節の最後の主日である「枝の主日、主の受難の主日」が巡ってきて、それにあわせて、教会の庭にあるソテツもすべての枝が切られ、さっぱりとした姿になっています。これからしばらくの間は刈り込まれた幹だけの姿ですが、少しずつ新しい枝が生え始めるでしょう。きっと、ソテツ... つづきを読む

2023年3月26日 四旬節第5主日のミサの説教 

今日の福音で、イエス様は死んだラザロを蘇らせましたが、その場面を想像するだけで、とても感動的で荘厳なイメージが浮かびます。イエス様の時代、死者の復活についての信仰はもうすでに多くの人たちに知られていたそうです。それは、亡くなったラザロの兄弟マルタの話からも良く分かり... つづきを読む

2023年3月19日 四旬節第4主日のミサの説教 

今日の福音で、イエス様は生まれつき目の見えない人の目を開けてくださり、更に彼をご自分への信仰の道に導いてくださいました。彼は物乞いをしながら過ごしていましたが、目が開けられた彼についての周りの人たちの話、つまり、「本当にその人だ」とか「似ているだけだ」などの話を鑑み... つづきを読む

2023年3月12日 四旬節第3主日のミサの説教 

そもそも遊牧民族だったイスラエルにとって、水と草場は神様からの一番貴重な恵みのしるしでした。彼らは羊の群れと一緒に荒れ野をたどりながら、豊かな水と草場を見つけると、それを神様が自分たちと一緒におられることの証拠だと信じたわけです。今日の福音に書いてある「ヤコブの井戸... つづきを読む

2023年3月5日 四旬節第2主日のミサの説教 

先日「月修」という教区司祭団の毎月の集いがあり、そのミサの中である外国人の神父様が説教をなさいました。でも、聖堂の音響があまりよくなかったので、いかに耳を傾けてもよく聞こえませんでした。その日の福音は「主の祈り」の箇所でしたが、音響のせいで耳に入って来たのは何回も繰... つづきを読む

2023年2月26日 四旬節第1主日のミサの説教 

いよいよ四旬節が始まり、わたしたちは一年の中でも、最も大切な時を過ごし始めました。四旬節とは、人間のあらゆる罪と悪を償うために十字架に付けられたイエス様の受難と復活を準備する期間です。イエス様は神様の御独り子でありながら、罪深いわたしたちを救うために自ら罪の償いの為... つづきを読む